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C言語入門講座

C言語とは?できることは?どんな人におすすめ?初心者にもわかりやすく解説

2022年4月17日

C言語を使うことになったんだけどそもそもC言語って何?C言語ができると何の役に立つの?

こんな疑問にお答えします。

記事の内容

  • C言語とは何かをわかりやすく解説
  • C言語を使ってできること
oyu
C言語とC++を使って働いていた元エンジニアの筆者が解説します。

この記事を読むことで「C言語の特徴」と「C言語ができるようになることでどんな仕事に繋げられるのか」がわかります。

C言語とは?初心者にもわかりやすく解説

世の中には他にもたくさんのプログラミング言語があります。例えばこちら。

  • Python
  • JavaScript
  • HTML
  • C#
  • FORTRAN

などなど…

たくさんあるのはそれぞれ得意分野が違うからです。例えばPythonは最近流行りのデータサイエンスによく使われますし、HTMLはWEBサイトを作るときに使われます。

各プログラミング言語はそれぞれの分野で活躍するための特徴を持っています。ここではC言語が他の言語と比べてどう違うのがを解説します。

C言語の特徴まとめ

  • 歴史が長い
  • よく使われる人気の言語
  • コンパイルが必要な言語
  • 処理速度が速い
  • 様々な場面で使える
  • 学ぶとコンピュータに詳しくなれる
  • 他の言語を習得しやすくなる
  • 世の中に出回っている情報が多い

歴史が長い

C言語はプログラミング言語の1種です。1972年にアメリカで開発された歴史ある言語です。

ちなみにPythonは1991年、JavaScriptは1995年に開発されています。C言語は他の言語に比べてかなり古いですが、今でも様々な分野で活躍しています。

よく使われる人気の言語

日経xTECHが2019年に行ったアンケートを元にしたITエンジニアが普段使っているプログラミング言語ランキング(以下のグラフ)によると1位がC言語とC++です。

C++とは
C言語からさらにできることを増やしたC言語の上位互換言語です。

多くの人に使われている人気の言語です。

コンパイラが必要な言語

コンパイラとは
私たちがC言語などのプログラミング言語を書いてもそのままではコンピュータは理解できません。コンピュータが理解できるように書き換える操作をコンパイルと言います。コンパイルを行ってくれるソフトウェアをコンパイラといいます。

PythonやPerlのようにコンパイラがいらない言語もありますが、C言語はコンパイラが必要な言語です。

コンパイラが必要な言語は習得が比較的難しい一方で、複雑で大規模なソフトウェアを高速で動かすのに向いているという特徴があります。

処理速度が速い

C言語で適切に書かれたプログラムの処理速度は他のどの言語で書かれたプログラムよりも速いです。

動作がもっさりしたソフトウェアは嫌ですよね。処理速度が速いと解析結果が速く出たり、ユーザーを待たせないで済んだりと仕事を進める上で有利です。

様々な場面で使える

C言語は様々な場面で使える、汎用性の高い言語です。例えばC言語を使うとこれらが作れます。

  • ロボットや家電などの機械を動かすためのソフトウェア
  • デスクトップアプリ
  • OS周りのシステム
  • IoTシステム
  • 人工衛星の制御システム

特に機械を動かすためのシステム構築に使われることが多いです。

学ぶとコンピュータに詳しくなれる

C言語を理解するためにはある程度のコンピュータの知識が必要です。プログラムとコンピュータを関連付けて考えることでコンピュータにも詳しくなれます

oyu
このサイトではプログラムとコンピュータ関係もわかりやすく解説していきます。

コンピュータにも詳しくなることでより難易度の高い処理ができたり、どうすればプログラム高速化できるかを考えられるようになったりします。仕事の質を高めるのに繋がります。

他の言語を習得しやすくなる

例えばJavaはC言語とC++をベースにして作られた言語で、C#はそのJavaを元に作られています。C言語を習得することでC言語にルーツを持つ言語も理解しやすくなります

最近データサイエンス界隈で人気のPythonもC言語由来です。記述方法も似てますし、むしろPythonの方が簡単なので、C言語がわかっていればすぐに習得できます。

世の中に出回っている情報が多い

利用者が多い言語なので、わからないことがあっても調べれば解決策が出てきやすいです。C言語についての本もたくさん出版されていますし、プログラミングスクールでも取り扱っているので勉強しやすい言語です。

C言語を使ってできること

C言語を使ってできることはたくさんありますが、主に以下の開発に使われています。

組み込み系プログラム開発

組み込み系プログラムとは機械を動かすためのプログラムのことです。C言語はコンピュータの動作に関わる深い部分を制御できる言語なので組み込み系プログラムに強いです。

C言語で動いている機械の例

  • 電子レンジ・洗濯機などの家電
  • デジカメ・プリンターなどの電化製品
  • 工場にある産業用ロボット

これらを作る、あるいは使う会社に就職する場合はC言語を使う可能性が高いです。

デスクトップアプリ開発

デスクトップアプリとはパソコン上で使えるアプリケーションのことです。C言語を使うとデスクトップアプリの開発ができます。

例えばメモ帳はC言語で作られたデスクトップアプリです。会社での業務効率化のためのアプリ製作にも使えます。

OS開発

OS(Operating System)とはコンピュータ自体を動かすためのソフトウェアです。macOSやWindowsが有名ですね。多くのOSには開発にあたってC言語が使われています

C言語が使われているOSの例

  • macOS
  • Windows
  • iOS
  • Android

OSの開発はそれこそコンピュータに関する深い知識が必要になるため難易度はかなり高いですが、興味があればC言語を学んでおいて損はないです。

まとめ:C言語を簡単に言うと

C言語を簡単に説明すると「機械を動かすのによく使われる言語。ちょっと難しいけど習得するとプログラミング全般についての理解が深まる。」という感じです。

実際に筆者も機械を動かすのに使っていました。C言語とC++をやっていたおかげで、その後に始めたPythonの習得も容易でした。

ご自身の仕事内容やなりたい姿に合っていそうだったらぜひ始めてみてください。

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