こんなお悩みにお答えします。
記事の内容
- Visual Studio CodeでC言語とC++を使えるようにする方法
- 既にあるファイル・フォルダをVisual Studio Codeで開く方法
- これらを初心者にもわかりやすく解説
Visual Studio CodeではC言語もC++も設定方法は同じですので一緒に説明していきます。
この記事の内容を実践するとC言語とC++のコーディング、コンパイル、実行ができるようになります。ぜひ続きもご覧ください。
Visual Studio CodeでC言語・C++を使う方法を初心者向けに解説
以下の4段階に分けて解説します。
- C言語とC++のコンパイラのインストール
- Visual Studio Codeのインストール
- 拡張機能のインストール
- プログラムを実行できるか確認
①C言語とC++のコンパイラのインストール
コンパイラのインストール方法は以下の記事で説明しています。
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②Visual Studio Codeのインストール
以下の手順に沿ってVisual Studio Codeをインストールします。
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③拡張機能のインストール
拡張機能「C/C++」と「Code Runner」をインストールします。
C/C++
C/C++を導入するとC言語とC++のコードの予測変換機能やエラー箇所を見つけるためのデバッグ機能を使えるようになります。
VSCode画面左にある拡張機能マークをクリックします。検索窓に「C C++」と入力すると一番上に「C/C++」が出てくるので「インストール」ボタンをクリックします。
「インストールしています」と表示されます。歯車マークになればインストールが完了です。
Code Runner
Code Runnerを導入するとコンパイル・実行に必要なコードを自動で入力してくれます。これがないとコンパイル・実行時のコードを自分で打つことになります。
拡張機能マークをクリックし、検索窓に「Code Runner」と入力します。出てきた「Code Runner」の「インストール」ボタンをクリックします。
Code Runnerについては設定変更が必要です。
インストールが終わると出てくる歯車マークをクリックします。出てきたメニューで「設定」を選択します。
「Run In Terminal」項目を探してチェックを入れます。これで設定は完了です。
この設定をしないとscanfなどでキーボードから入力する操作ができないためです。
④プログラムを実行できるか確認
step
1プログラムを書く
Visual Studio Code画面上部のメニューで「ファイル」をクリックし、「新しいテキストファイル」を選択します。
新規ファイルに以下をコピペします。
#include <stdio.h> void main() { printf("Hello World!\n"); }
こんな感じになります。
右下に「○○にお勧めの拡張機能をインストールしますか?」と出ますが無視して構いません。
×で閉じるだけだと毎回表示されてしまうので、歯車マークを押して「今後は表示しない」を選択します。
こちらの画面が出たら「はい、すべて無視します」でOKです。
step
2プログラムを保存する
画面上部のメニューから「ファイル」を選択し、「名前を付けて保存」をクリックします。
「HelloWorld.c」と名付けて適当なフォルダに保存します。拡張子の「.c」はC言語で書かれたファイルという意味です。
フォルダやファイル名は英語にしてください。日本語が入っていると後々不具合の原因になります。
このようにプログラムの実行前には必ず保存してください。同じファイルに上書き保存したいときは「名前を付けて保存」の上にある「保存」をクリックするかCtrlキーを押しながらSキーを押します。
step
3プログラムを実行する
画面右上にある「▷」をクリックします。するとコンパイルとプログラムの実行が行われます。画面下部に「Hello World!」と表示されれば成功です。
ウイルスバスターを使っている方は以下のポップアップが表示されてプログラムの実行が妨げられるかもしれません。「ファイルを開く」をクリックすれば問題なく実行できます。
「HelloWorld.c」を保存したフォルダを見ると「HelloWorld.exe」というファイルができています。「HelloWorld.exe」はコンパイルによって生成されたファイルです。これが実行された結果、「Hello World!」と表示されています。
C++でも動くのかを確認したい場合はファイル名を「HelloWorld.c」でなく「HelloWorld.cpp」で保存してから「▷」を押してみてください。同じように「Hello World!」と表示されれば成功です。
拡張子が「.c」の場合は自動的にC言語のコンパイラであるgccが使用されます。拡張子が「.cpp」の時はC++用コンパイラのg++が使われます。
既存のファイル・フォルダの開き方
過去に作ったファイルやフォルダをVisual Studio Code上で開く方法を解説します。
ファイルの開き方
画面上部のメニューで「ファイル」、「ファイルを開く」の順にクリックします。出てきたウィンドウで開きたいファイルを選択します。
フォルダの開き方
画面上部のメニューで「ファイル」、「フォルダーを開く」の順にクリックします。出てきたウィンドウで開きたいフォルダを選択します。
よく使うフォルダをVisual Studio Code上で開いておくとすぐにファイルを開けて便利です。
まとめ:ここまでできれば準備万端
これでC言語とC++を始める準備は万端です。当サイトでは元エンジニアの筆者がC言語とC++を使ったプログラミングについてできるだけわかりやすく解説していきますのでお楽しみに~